MsgBox 関数(ヘルプ引用) 整数型 (Integer) の値を返します。ダイアログ ボックスにメッセージを表示し、 ボタンがクリックされるのを待って、どのボタンがクリックされたのかを示す値を 返します。  構文  MsgBox(prompt[, buttons] [, title] [, helpfile, context]) MsgBox 関数の構文は、次の名前付き引数から構成されます。 指定項目 内容 ‥*‥‥・‥・‥*‥・‥*‥・‥・‥・‥・‥・‥・** ●prompt 必ず指定します。  ダイアログ ボックス内にメッセージとして表示する文字列を示す文字列式を指定し ます。名前付き引数 prompt に指定できる最大文字数は、1 バイト文字で約 1,024 文 字です。  ただし、使う文字の文字幅に依存します。名前付き引数 prompt に複数行を指定する 場合は、キャリッジ リターン (Chr(13))、ライン フィード (Chr(10))、またはキャリッ ジリターンとライン フィードの組み合わせ (Chr(13) & Chr(10)) を改行する位置に挿入 し、行を区切ってください。 ‥*‥‥・‥・‥*‥・‥*‥・‥・‥・‥・‥・‥・** ●buttons 省略可能です。  表示されるボタンの種類と個数、使用するアイコンのスタイル、 標準ボタン、メッセージ ボックスがモーダルかどうかなどを表す値の合計値を示す数式 を指定します。省略すると、名前付き引数 buttons の既定値 0 になります。 ‥*‥‥・‥・‥*‥・‥*‥・‥・‥・‥・‥・‥・** ●title 省略可能です。  ダイアログ ボックスのタイトル バーに表示する文字列を示す文字列式を指定します。 名前付き引数 title を省略すると、タイトル バーにはアプリケーション名が表示されま す。 ‥*‥‥・‥・‥*‥・‥*‥・‥・‥・‥・‥・‥・** ●helpfile 省略可能です。  ダイアログ ボックスに状況依存のヘルプを設定するために、使用するヘルプ ファイル の名前を示す文字列式を指定します。この引数は、表示するダイアログ ボックスの説明 をヘルプを使って表示するときに指定します。名前付き引数 helpfile を指定した場合は、 ‥*‥‥・‥・‥*‥・‥*‥・‥・‥・‥・‥・‥・** ●引数 context も指定する必要があります。 context 省略可能です。ヘルプ トピックに指定したコンテキスト番号を表す数式を指定 します。名前付き引数 context を指定した場合は、引数 helpfile も指定する必要があ ります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★★設定値★★ 名前付き引数 buttons には、次の値のうち、該当する値の合計値を指定します。 定数 値 内容 vbOKOnly      0   [OK] ボタンのみを表示します。 vbOKCancel     1   [OK] ボタンと [キャンセル] ボタンを表示します。 vbAbortRetryIgnore 2   [中止]、[再試行]、および [無視] の 3 つのボタンを表示し              ます。 vbYesNoCancel    3   [はい]、[いいえ]、および [キャンセル] の 3 つのボタンを              表示します。 vbYesNo      4   [はい] ボタンと [いいえ] ボタンを表示します。 vbRetryCancel   5   [再試行] ボタンと [キャンセル] ボタンを表示します。 vbCritical     16   警告メッセージ アイコンを表示します。 vbQuestion    32   問い合わせメッセージ アイコンを表示します。 vbExclamation   48   注意メッセージ アイコンを表示します。 vbInformation   64   情報メッセージ アイコンを表示します。 vbDefaultButton1  0   第 1 ボタンを標準ボタンにします。 vbDefaultButton2 256   第 2 ボタンを標準ボタンにします。 vbDefaultButton3 512   第 3 ボタンを標準ボタンにします。 vbDefaultButton4 768   第 4 ボタンを標準ボタンにします。 vbApplicationModal 0   アプリケーション モーダルに設定します。              メッセージ ボックスに応答するまで、              現在選択中のアプリケーションの実行を継続できません。 vbSystemModal  4096   システム モーダルに設定します。              メッセージ ボックスに応答するまで、              すべてのアプリケーションが中断されます。 vbMsgBoxHelpButton  16384  ヘルプ ボタンを追加します。 VbMsgBoxSetForeground 65536  最前面のウィンドウとして表示します。 vbMsgBoxRight     524288 テキストを右寄せで表示します。 vbMsgBoxRtlReading  1048576 テキストを、右から左の方向で表示します。 最初のグループに属する値 (0 〜 5) は、ダイアログ ボックスに表示されるボタンの種 類と個数を指定します。次のグループに属する値 (16、32、48、64) は、アイコンの種類 を指定します。第 3 のグループに属する値 (0、256、512) は、どのボタンが標準ボタン になるかを指定します。最後のグループに属する値 (0、4096) は、メッセージ ボックス がモーダルかどうかを指定します。名前付き引数 buttons の値を設定するには、各グ ループから値を 1 つずつ選択して加算した合計値を指定します。 メモ ここに示した定数は Visual Basic for Applications で設定されています。 したがって、これらの定数はコード内の任意の場所で実際の値を記述する代わりに使用で きます。 戻り値 定数    値   説明 vbOK    1   [OK] vbCancel  2   [キャンセル] vbAbort   3   [中止] vbRetry  4   [再試行] vbIgnore  5   [無視] vbYes   6   [はい] vbNo    7   [いいえ] 解説 名前付き引数 helpfile および context を指定すると、F1 キー(Windows の場合) また は Help キー(Macintosh の場合) を押すことにより、コンテキスト番号に対応したヘル プ トピックを参照できます。ホスト アプリケーションによっては、自動的に [ヘルプ] ボタンが追加されます。 [キャンセル] ボタンが表示されているダイアログ ボックスでは、Esc キーを押すと、 [キャンセル] ボタンをクリックしたときと同じ結果になります。ダイアログ ボックスに [ヘルプ] ボタンが表示されているときは、そのダイアログ ボックスには状況依存のヘ ルプが設定されています。ただし、[ヘルプ] ボタン以外のボタンがクリックされるまで は、値を返しません。 メモ 名前付き引数 prompt 以外の引数も指定する場合は、式の中で MsgBox 関数を使う必要が あります。この場合、引数を省略するには、それに対応するカンマ区切り記号を記述しま す。 ━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━━・━・━・━・━・━・━・━ 【使用例】  MsgBox 関数の使用例  次の例は、MsgBox 関数を使って、致命的なエラーが発生したときのエラーメッセージ  をダイアログ ボックスに表示します。このダイアログ ボックスには、[はい] と [い  いえ] があり、[いいえ] が既定のボタンとして指定されています。MsgBox 関数の返す  値は、選択されたボタンによって決まります。ここでは、ファイル DEMO.HLP をコンテ  キスト番号 1000 のトピックのあるヘルプ ファイルと仮定します。  Dim Msg, Style, Title, Help, Ctxt, Response, MyString   Msg = "続行しますか。" ' メッセージを定義します。  Style = vbYesNo + vbCritical + vbDefaultButton2 ' ボタンを定義します。  Title = "MsgBox デモ" ' タイトルを定義します。  Help = "DEMO.HLP" ' ヘルプ ファイルを定義します。  Ctxt = 1000 ' トピック コンテキストを定義します。 ' メッセージを表示します。  Response = MsgBox(Msg, Style, Title, Help, Ctxt)  If Response = vbYes Then ' [はい] がクリックされた場合、 MyString = "Yes" ' 所定の動作を実行します。  Else ' [いいえ] がクリックされた場合、 MyString = "No" ' 所定の動作を実行します。  End If